Discography

コンサート会場を飛び出して
演奏と想いを届けたい

Disc1: 【受苦】第23番ヘ短調 Op.57『熱情』, 第12番変イ長調 Op.26『葬送』, 第1番ヘ短調 Op.2-1, 第22番ヘ長調 Op.54
Disc2:【あこがれ】第28番イ長調 Op.101, 第15番ニ長調 Op.28『田園』, 第2番イ長調 Op.2-2
Disc3: 第27番ホ短調 Op.90【構築を求めて】第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』, 第11番変ロ長調 Op.22
Disc4: 第3番ハ長調 Op.2-3, 第6番ヘ長調 Op.10-2【悲しみ】第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
Disc5: 第8番ハ短調 Op.13『悲愴』, 第5番ハ短調 Op.10-1, 第4番変ホ長調 Op.7

「ベートーヴェンのピアノ・ソナタを全部弾きたい!」と思ったのは小学生の頃でした。
当時は車移動中にいつもクラシックのCDを聴いていたので(香川県に住んでいて、毎日母が運転する車に乗っていた)、ベートーヴェンのピアノ・ソナタも「この曲の次は、これを聴きたいなぁ」と、聴きたい順番を考えてワクワクしていました。
そんな幼い私の夢がかなったのが、このCD集です。“曲順”にこだわっています^^
付属の解説書48ページは、博士論文で取り上げたテーマ(時代による演奏解釈の変遷)の視点から、生粋のベートーヴェンオタクである私自身が書いています。
また、「ホールの演奏をそのままお届けしたい」という私の思いが、「写真を撮るように、演奏をそのまま録音する」という信条を持つN&Fさんの録音技術で実現しています!
上巻の収録ホールは5つ、各回ごとにスタインウェイとベーゼンドルファーを弾きわけています。
ピアノの音色の違い、ホールごとの響きの違いをお楽しみください♪

5枚組 収録時間347分18秒
希望小売価格 6,000円
このベートーヴェン全集が、上下巻ともに「レコード芸術」の特選盤に選ばれました。

Disc1:【精神】第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』, 第19番ト短調 Op.49-1, 第10番ト長調 Op.49-2
Disc2: 第7番ニ長調 Op.10-3,【歌のかなた】第9番ホ長調 Op.14-1, 第10番ト長調op.14-2,第30番ホ長調Op.109
Disc3: 第24番嬰ヘ長調Op.78『テレーゼ』,【いずこへ】第16番ト長調Op.31-1, 第18番変ホ長調Op.31-3『狩り』
Disc4: 第17番ニ短調Op.31-2『テンペスト』, 第31番変イ長調Op.110,【幻想】第13番変ホ長調op.27-1『幻想曲風ソナタ』
Disc5: 第14番嬰ハ短調op.27-2『月光』, 第25番ト長調op.79, 第32番ハ短調Op.111

25歳になった時、「ベートーヴェンがピアノ・ソナタ第1番を書いた時と同じ年齢じゃん!」と気づき、「今、ピアノ・ソナタを全部弾きたい!」と、各関係者様の多大なるご協力を得て全曲演奏と収録に踏み切ったこの企画。20代のうちに完走できました^^
曲順だけでなく、1枚のCDにおさめる曲の共通点や特徴にもこだわっていて、4曲ごとにタイトルをつけています。
収録ホールが毎回違うのも、このCD全集の聴きどころです。上巻でのホールに加え、新たに2つのホールが仲間入りしています。
下巻1枚目(CD-6「精神」)は、東京オペラシティ:タケミツメモリアルホール!大ホールでの音のひろがりや残響、スタインウェイのきらびやかな音がお楽しみいただけます。
そして全集の最終回「幻想」は、桐朋宗次ホールのいぶし銀のような響きと、ベーゼンドルファーの深く幻想的な音が収録できています。

5枚組 収録時間313分7秒
希望小売価格 6,000円

R. Schumann: Piano Sonata No.2 Op.22 & No.1 Op.11
ロベルト・シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 作品22
ロベルト・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 作品11

シューマンとの強烈な出会いが、「ピアノ・ソナタ第1番」の冒頭でした(芸大奏楽堂で、先輩の大学の卒試演奏を聴いたとき)。
運命の歯車がゆっくりまわりはじめるような左手。空間をつらぬく右手のメロディー。
あの冒頭(※2分未満の短さ)に惚れ込んで、自分も奏楽堂でそこを弾きたいがために、30分を超える第1番のピアノ・ソナタを弾くことを決めました(笑)
もちろん、弾いてみたら曲の全部が好きでした!
ピアノ・ソナタ好きの私としては、デビュー盤とあわせてシューマンのピアノ・ソナタ全曲収録が叶ったのも嬉しいポイントです(集めてね^^)。
デビュー盤に引き続き、ライナーノーツを自分で書いています。

収録時間57分32秒
希望小売価格 3,000円

ロベルト・シューマン: ピアノソナタ 第3番 へ短調 作品14「大ソナタ」(1853年版)
J.S.バッハ=ブラームス: 左手のためのシャコンヌ Anh.la/1-5

これが記念すべきデビュー盤…!26歳の時の演奏です。
シューマン作品で一番最初に惚れたのはピアノ・ソナタ第1番でしたが、弾いていて涙が出てくるほど感極まってしまうのは第3番の方です。第3番は3つのソナタのなかで最も複雑で(私にとって)弾くのが難しいですが、その分、感情がひとつひとつの音に乗っています。
ブラームスの「左手のためのシャコンヌ」は、22歳の時に右手を麻痺(※橈骨神経麻痺)させてしまった時に弾いていた曲です。右手が使えなくて時間が有り余っていたあの頃、バッハの原曲のヴァイオリン演奏に近づけようと、たくさん音源を聴いたりイメージを膨らませたりして研究しました。
ライナーノーツは、楽曲分析だけでなく、演奏の視点もまじえて、自分で書いています。

収録時間48分39秒
希望小売価格 3,000円