J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集》第1巻 全曲
11月1日、Salon Pleyelにて、J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集》第1巻全24曲を演奏しました。
昼公演で第1番〜第12番、夕公演で第13番〜第24番。24のすべての調をめぐりながら、前奏曲とフーガ48曲を一日で演奏する公演となりました。
今回使用したのは1911年製のプレイエル。一見するとバッハとは意外な組み合わせですが、実際に弾いてみると、この楽器とバッハは実によく合います。声部がそれぞれの方向へ自然に伸びていくこと、音の減衰が音楽の呼吸をつくることなど、現代のピアノとはまた違った形でバッハの書法が浮かび上がります。
2026年はベートーヴェンのソナタ全曲と並行して、バッハの《平均律》にも本格的に取り組む一年となりました。24曲を一度に見渡したことで、それぞれを単独で演奏するときとは違う景色も見えてきたように思います。